インドの考え方で、人生を4つに区切るというのがあると聞いた。学生期、家住期、林棲期、遊行期という。林に棲み、悟りを得るべく修業する期間だと解説にあった。 この度、転居をすることとなり、木に囲まれたようなところを見つけた。これから家を建て、住むこととなる。その経過も含め記録として遺そうと考えている。 お読みいただき、感想など頂ければありがたい。もちろん、修業とか悟りとかにはあまり縁がなさそうではあるが。
2017年7月26日水曜日
2017年7月11日火曜日
初入院Ⅱ
眼科への入院なので、当然目薬を使う。
手術の前後、その後の経過で使う薬が違ってくる。
私の場合5種類くらいで、少ない方だった。
それはいいのだが、日に4回のと2回のと1回のがある。
しかも看護師さんが注してくれるのと、自分でしなければいけないのとがある。
一覧表をくれるのだが、目以上に頭の悪い私には分かりにくい。
さらに、看護師さんの仕事分担というのがあって、体調管理の人と薬管理の人が違う。
さらにさらに、多くの病室を回ってくるので定時には来ない。
一人ひとりの看護師さんはいい人で、誠実に仕事をしてくれてはいるのだが。
医者の給料を少し減らしてでも、看護師さんの数を増やしてはもらえないのだろうかと患者は思う。
思いがけないことには図書室があり、ボランティアさんが貸し出しをしていた。
蔵書の半分ほどは漫画だったが、私の好きな徳大寺有恒氏の未読本があり貸してもらえた。
最初の手術後、2週間ほど下を向いていなければならない時期があった。
本を読むか 瞑想でもする外は無かった。
私の場合は妄想だったが。
そういう病院から解放されて帰ってきたら、家の庭にリスが迎えてくれた。
10m程離れた木に登り、カメラを向けても隠れずにいた。
やはり我が家はいい。
手術の前後、その後の経過で使う薬が違ってくる。
私の場合5種類くらいで、少ない方だった。
それはいいのだが、日に4回のと2回のと1回のがある。
しかも看護師さんが注してくれるのと、自分でしなければいけないのとがある。
一覧表をくれるのだが、目以上に頭の悪い私には分かりにくい。
さらに、看護師さんの仕事分担というのがあって、体調管理の人と薬管理の人が違う。
さらにさらに、多くの病室を回ってくるので定時には来ない。
一人ひとりの看護師さんはいい人で、誠実に仕事をしてくれてはいるのだが。
医者の給料を少し減らしてでも、看護師さんの数を増やしてはもらえないのだろうかと患者は思う。
思いがけないことには図書室があり、ボランティアさんが貸し出しをしていた。
蔵書の半分ほどは漫画だったが、私の好きな徳大寺有恒氏の未読本があり貸してもらえた。
最初の手術後、2週間ほど下を向いていなければならない時期があった。
本を読むか 瞑想でもする外は無かった。
私の場合は妄想だったが。
そういう病院から解放されて帰ってきたら、家の庭にリスが迎えてくれた。
10m程離れた木に登り、カメラを向けても隠れずにいた。
やはり我が家はいい。
2017年7月10日月曜日
初入院
また一月以上、このブログをお休みした。
実は病院に入っていた。
精神病院ではない。
某医科大、眼科病棟だ。
物が見えにくくなり、来年早々の運転免許更新が心配で眼科の検診を受けた。
白内障は予想していたがその他に「偽黄斑円孔」という診断を受けた。
網膜の中心の黄斑部に穴があいたかのような状態になっているという。
「偽」という字が付いているのは、まだ穴があいているわけではないということらしい。
ともかく手術で直るといわれた。
但し、3週間くらいは入院する必要がある。
白内障だけなら1泊2日程度で、地元でも手術ができたのだが札幌までゆくことになった。
以前から右目の中心部が見えてない自覚はあったので、直るならありがたいと思った。
手術は全身麻酔で、知らぬ間に終わった。
その後、下を向いての生活が10日ほど続いた。
この方が大変だった。
もっといやだったのが、もう片方の白内障だけの手術。
部分麻酔で痛くはないと聞かされていた。
だが手術の様子が分かるという。
目の玉をグリグリされるとかの妄想が頭の中を駆けめぐった。
気の小さい私は睡眠不足で手術に臨んだ。
グリグリではなかったが、非常にまぶしく緊張しっぱなしだった。
先生の方は手慣れた様子で「順調に終わりましたよ」という。
両目を部分麻酔でやらなくてよかったと思った。
「目のつぶれる思い」とはこのことだ。
おかげでよく見えるようになった。
世の中明るくなった気がする。
こうして目の一部は人工物になった。
すでに歯の一部は人工物に置き換わっている。
これが年を取るということなのだろう。
医術の発達で、置き替えられる部分が増えて元気に長生きができるようになってゆく。
そのうちサイボーグにもなれるだろう。
だが気の小さいところは替えられまい。
眼科医の 指の細さよ 薬雨降る
実は病院に入っていた。
精神病院ではない。
某医科大、眼科病棟だ。
物が見えにくくなり、来年早々の運転免許更新が心配で眼科の検診を受けた。
白内障は予想していたがその他に「偽黄斑円孔」という診断を受けた。
網膜の中心の黄斑部に穴があいたかのような状態になっているという。
「偽」という字が付いているのは、まだ穴があいているわけではないということらしい。
ともかく手術で直るといわれた。
但し、3週間くらいは入院する必要がある。
白内障だけなら1泊2日程度で、地元でも手術ができたのだが札幌までゆくことになった。
以前から右目の中心部が見えてない自覚はあったので、直るならありがたいと思った。
手術は全身麻酔で、知らぬ間に終わった。
その後、下を向いての生活が10日ほど続いた。
この方が大変だった。
もっといやだったのが、もう片方の白内障だけの手術。
部分麻酔で痛くはないと聞かされていた。
だが手術の様子が分かるという。
目の玉をグリグリされるとかの妄想が頭の中を駆けめぐった。
気の小さい私は睡眠不足で手術に臨んだ。
グリグリではなかったが、非常にまぶしく緊張しっぱなしだった。
先生の方は手慣れた様子で「順調に終わりましたよ」という。
両目を部分麻酔でやらなくてよかったと思った。
「目のつぶれる思い」とはこのことだ。
おかげでよく見えるようになった。
世の中明るくなった気がする。
こうして目の一部は人工物になった。
すでに歯の一部は人工物に置き換わっている。
これが年を取るということなのだろう。
医術の発達で、置き替えられる部分が増えて元気に長生きができるようになってゆく。
そのうちサイボーグにもなれるだろう。
だが気の小さいところは替えられまい。
眼科医の 指の細さよ 薬雨降る
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