行く時期が決まって飛行機の予約をしようと思ったら、高い。今まで10万円前後で飛べたのが35万円だという。いろいろ調べたら、タイペイ経由が安いことがわかった。台湾の航空会社らしい。成田乗り換えよりも、千歳で荷物を預けられるので楽でもある。
千歳の国際ターミナルでまず驚かされた。日本語が見あたらない。航空会社の表示から案内所の表示まで、まずアルファベット、中文、ハングルである。中文は漢字だが簡体字が使われている。後は絵文字だ。案内所の人の使う日本語もなまっていた。
後半の土日には、コロンビア川からレーニヤ山へと1泊2日のドライブ旅行。レーニヤ山にはハイキングコースにもまだ雪が残っていた。途中野生の馬がいる地区を通ったが、本当に車の中から見ることができた。10頭ぐらいの群をいくつも見た。
娘のおかげで、シアトル周辺にはずいぶん詳しくなった。だがアメリカはまだまだ広い。そのアメリカがなぜ銃を持ってよその国へ行くのか、そんなことも考えてしまうこの頃だ。
帰るとなると孫娘が泣くのは想定内だったが、行く前には若い人妻に「2週間もですか、寂しい」と言われ、帰りの機内では乗務員嬢に「シアトルへの1人旅ですか、格好いいですね」と声をかけられ、鼻の下が弛んだまま千歳に着いた。家に帰るまでには締め直しておかねば。