2013年12月2日月曜日

対人関係ゲーム

昨日は、相模原で講演会があって行って来た。
「子どもが育ちあう人間関係づくり」という題だ。

講師は田上不二夫、東京福祉大学教授だ。
筑波大学名誉教授であり日本カウンセリング学会認定カウンセラー会会長でもある。

「対人関係ゲーム」というのを開発し、不登校などの問題に取り組んでいる。
講演は、自分が研究の道に入った頃のことから話が始まった。

彼のユニークなところは人まねの研究ではないことだ。
片手を握って開く運動を続けることで、不安感を軽減できることの研究が始まりだったという。

もう一つは、不登校などの問題を個人の問題にしなかったことだ。
学級全体の対人関係能力を高める必要があると考えた。

今でも、こういう発想を持っている学校関係者は少ない。
担任も含めた、学級全体が変わるための方法として「対人関係ゲーム」を開発した。

見方を変えると「集団遊びを対人関係を学ぶためのツールとして学問的裏付けをした」ともいえる。
たとえば「くまがり」というゲームがある。

熊と狐と雉になって相手を捕らえるゲームだ。
私が小さい頃「水雷」という遊びがあって、ほとんど同じだ。

「これ研究者仲間でやっても面白いからやるんだけれど、40代以上はけがする人多いんだ・・・」とかおっしゃる。
ルールに配慮があって、仲間を大切にしないと勝てない。

もちろん初めはもっと簡単な「じゃんけんゲーム」からはいる。
そうして面白味を感じさせながら、集団の対人関係を深めてゆく。

昨日も、実際ゲームを経験した。
「じゃんけんゲーム」「アドじゃん」「話の種」「新聞紙タワー」どれも大人がやっても面白い。

我々大人もやった方がいいと思う。

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