名画「シェーン」を見た。
ラストシーンで少年が「シェーン カム バック」と叫ぶ。
西部劇の名画中の名画だ。
今まで見たことがなかった。
昨日行った牧場で、貸してくれた。
西部劇だから、登場人物は皆馬に乗る。
例の少年も、シェーンと馬で競走するような場面がある。
悪役だって上手く乗っている。
私は悪役以下だ。
自分が乗り始めると、本筋以外でも楽しめる。
群で走ってきて、停まるシーンがあった。
先頭の1人だけが体を反らし、手綱を引いて停まっていた。
群で動く習性があるから、他の馬は自然に停まるというわけだ。
もう一つ、映画の馬は首が立っている。
我々の乗る馬は首が寝ている。
牧場の人に聞いたら、馬場で乗る馬は首を下げて動くよう訓練するのだそうな。
草原を走り回る馬よりも、小回りをさせるためだそうな。
馬も、我々のために苦労しているわけだ。
腰の拳銃はともかく、広野を気ままに乗り回してみたいものだ。
さて映画の本筋だが、以外とヒューマンだった。
拳銃をバンバン撃って悪を懲らしめるみたいな話ではなかった。
だいたい、悪役には悪役の言い分があった。
西部を切り開いて苦労をしてきたのは俺たちだという。
シェーンは彼にそういう時代は終わったと宣言する。
そうして少年には「人を殺してはいけない、そんなことをするとそれが一生付いて回る」ともいう。
人を殺した人間は一所には落ち着けない、という教訓を背にシェーンは去っていく・・・そんな映画だった。
浪花節的な雰囲気を感じるのは、私が日本人だからだろうか。
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