キノコ狩りに行って来た。
地元の人が誘ってくれた。
明け方4時集合。
といっても、その人と我々だけ。
人数が多いと、安全が確保できないということらしい。
その割には、まだ暗い町中を北海道速度で走る。
山にさしかかったところで私の車を止め、案内の軽トラックに移る。
連れ合いは助手席、私は荷台だ。
冷たい風を切りながら、山の中へと入ってゆく。
不意に止まると、水場があった。
水を飲んで、一息入れる。
4時から緊張しっぱなしだった。
当たり前だが、ここまでは序口だった。
道は狭くなり、軽トラ専用道路だ。
大きな石を乗り越え、枯れ木を踏みつぶして走る。
ランドクルーザーなどでは、車幅があるぶんむしろ難しいだろうと思われる。
Uターンできるところで止める。
ここからは歩きだ。
道なのだが、人の背ほどの草が生えている。
杖を持ってくるようにいわれていたが、草を分けて進むのに重宝した。
さてここからが本番。
道から外れて斜面に入る。
取っつきは急だが、すぐに尾根に出る。
尾根伝いに上るのは、山登りの常識だ。
キノコ狩りの常識は、尾根を外れて彷徨う。
尾根の側面をジグザグに進む。
切り株、倒木の回りを探しながら登ってゆく。
登り1時間、下り1時間。
見つけたのは意外なところだった。
これだけ苦労すれば、なるほど踊りたくもなるわけだ。
マイタケ、二株。
これが今日の収穫だ。
私たちは帰ってマイタケ汁を賞味し、昼寝の時間。
案内してくれた彼は、そのまま仕事に直行した。
彼には感謝というより、脱帽する。
0 件のコメント:
コメントを投稿