豊似湖にトライしてきた。
3度目の正直だった。
初めての時は霧が深くて、湖面が10mほどしか見えなかった。
二回目は曇ってきて、途中で断念した。
今日はしっかりその姿を見ることができた。
なるほどハート形。
深い緑に囲まれて、神秘的でもあった。
水は澄んできれいだった。
駐車場から上がってゆくと、ハート形の下のとがったところに出る。
そこから湖畔を一周する道がついていた。
道端には、トリカブトの花がたくさん咲いていた。
神奈川で見るより淡い色で小さめだが、一本についている花の数は多いように思う。
とりあえず右へ行ってみたら、道は湖水へ消えていた。
増水しているらしい。
恋の道をたどるのは簡単ではない。
戻って反対側へ行った。
途中大きな倒木などがあったが、何とか半周はできた。
そのちょうどハートの上のくぼみに当たるところから、沼見峠へ上がる道がある。
案内図によるとあまり遠くなさそうなので、登ってみた。
登り初めてすぐに、黄色の板囲いが見える。
白龍が祭られているらしい。
なるほど、竜の伝説などあってもおかしくない。
残念ながら沼見峠からは沼が見えなかった。
木の葉が茂っていたためか。
やはり恋の道とはそのようなものなのでしょう。
今日は一七文字では足らず、三十一文字。
豊似湖や 恋の行方を 訪えば 水の中へと 道は消えゆく
緑濃き 豊似の湖の 静けさを 乱して跳ねる いずくかのこい
しょうしょうと 密かに流る 豊似湖へ この真清水は たれの涙ぞ
湖に 龍のいわれの 残るとや 姿を借りる 鳥兜花
東行
0 件のコメント:
コメントを投稿