2016年5月13日金曜日

荷造りⅡ

荷造りを始めた頃は、これは置いて行こう、こちらは持って行こうと目安を立てていた。良い機会だから断捨離しようなどとも目論んでいた。
ところが人は変わる。だんだん欲が出て、これも持って行こう、あれも持って行こうになってくる。

自分で取り付けた棚だけではなく、家を建てた大工が作りつけにした棚やパイプも外して持ってゆくことにした。

外してみると、棚板の裏側は塗料が塗っていない、パイプの取り付けネジは浮いている等々。覚悟はしていたが、安普請ぶりが分かってしまっった。

有名なお寺などの話で、解体してみると昔の大工の偉さが分かるとか聞いていた。それは有名な寺社などを手がける大工の話。我が家の程度はこんなものか、と納得する。

せめて、新しい我が家に自分で手を出すところは手を抜くまいと誓った。もっとも、この決意もいつ変わるか知れたものではない。

2016年5月9日月曜日

荷造り

今日は荷造りの他、市役所などへ出かけて転居の手続きをしてきた。電話・ネットで済むこともあるが、そうはいかないところもある。必要書類を受け取ってきた。面倒ではあるが、こういうことでこちらもだんだん引っ越しモードになってくる。

一方荷造りは持ってゆく物、残してゆく物の判断で悩む。また、妙なところで思い出がよみがえってきて、残り少ない後ろ髪がまた引かれる。

納戸の壁に作りつけた棚やフックを外した。この家に引っ越してきた20数年前に自分で取り付けたものだ。ネジが斜めになっている所、セットのネジが無くて規格がバラバラなネジで留まっている物、何度も引っ越しを経験してきているので不要な切り込みが入っている板、等々。当時の苦労がよみがえる。

あの頃、俺は若かった・・・

懲りない私は、次の家でもできるところは自分でやることにしている。まだまだやれる(つもり)のうちに転居ができて良かったと思う。どこをどんな風にかは、またその都度ご報告をしよう。
 

2016年5月8日日曜日

再開

長らく中止していた投稿を再開することにした。理由は説明に書いたが、もう少し付け加えよう。

今まで人生の大半を神奈川県で過ごしてきた。この度縁があって北海道へ転居することとなった。定年退職をして早7年。人生の最後の転機と思う。そこで、その経過も含めて記録をしておきたいと考えた。昨日、今日の記憶が不確かにならないための予防も期待している。

こちらを引き払うのは10日ほど後。あちらに土地は確保してある。家はこれから建てる。土地にはトレーラーハウスが置いてあるので、しばらくはそこで寝泊まりをする。冬になるまでには家が完成していることを願っている。

3年ほど夏を中心に通っているところなので、知り合いも居り生活の勝手も分かっている。それより、神奈川に惹かれる後ろ髪をどう切るか。まあ、年と共に前も後ろも薄くはなってはきているが。

今は、引っ越しの荷物を作り、知り合いにご挨拶をして回っている日々である。