2014年3月29日土曜日

ズボン

いっぺんに春めいて、桜の花まで開きだした。
昨日まではコールテンのズボンを穿いていたが、今日からGパン。

昔、洋服屋の父に「コットン・パンツが穿きたい」といったら馬鹿にされた。
父にはズボンはウール、綿は作業着との認識があったに違いない。

不肖の息子は「コットン」も「木綿」も知らなかった。
Gパンはやっと穿く人が現れだした頃だ。

例の「暮らしの手帖」にGパンは日常着に便利というような記事が載ったのを覚えている。
お尻ふっくらの裾つぼまりで格好悪いと思ったのを覚えている。

就職して親元を離れ「コールテンのズボン」を洋品屋に探しにいった。
その時は既にGパンやが有った頃だ。

店員は「真冬にしかない」とすげなくいった。
真冬になる前にほしかったが、手に入らなかった。

今はコールテンとはいわないらしい。
コーデュロイというと聞いた。

Gパンもジーンズとなりカラフルになった。
いやデニムという人もいるらしい。

もっと薄手のコットンパンツはどうなっているのだろうか。
誰かお教えいただけないだろうか。

「Gパンの 尻にひとひら 桜花」   東行(とうこう)

2014年3月28日金曜日

杏の花

庭の杏の花が盛りだ。





















道路にでたところには水仙。


















私の下手な文章など必要はない。

2014年3月26日水曜日

子どもが3人

子どもが3人、遊びに来た。
ブランコに乗ったり、木に登ったり。

お昼を食べた後、川へ散歩に行った。
私は土手を歩くものと決めていた。

子どもたちは違った。
川へ着くと、まっすぐ河原へ降りた。

靴を脱いで流れに入る。
冷たいという。

当たり前だ、上流にはまだ雪が残っている。
それでもめげずに、石を投げたり積み上げたりして小一時間遊んでいた。

いつまで経っても、帰りそうになかったが声をかけると以外と素直にあがってきた。
靴を履いて土手に戻ると「おしっこしていい?」と聞く。

素直だったのはこれが原因か。
昔は3尺流れれば・・・とかいったものだが今はどうか。

「家まで我慢」といって走るようにして帰ってきた。
その後はまたおやつ。

自分で「ここで遊ぶ」「もう帰る」と決めることができた。
にこにこ笑顔で、帰っていった。

2014年3月25日火曜日

パプアニューギニア エリンバリ

目新しいコーヒーがあったので、買ってみた。
「パプアニューギニア エリンバリ コーヒー」だ。

「エリンバリ」というのはパプアニューギニアの山らしい。
コーヒーの名前は難しい。

産地の名前が付くものと、集積地(主に港)の名前が付くものとがあると聞いた。
産地は高度が高いことが多いので、山の名前が付くことも多い。

さて味の方だが、酸味の勝ったこくのある・・・というところか。
昔、やはり幻のとかいわれて飲んだ「トアルコトラジャ」に似ている。

こちらはお隣のインドネシア産。
好き嫌いからいうと、私の好みからははずれている。

「モカ」好きの多い日本人には受けるかもしれない。
こういうところでも、私は少数派だ。

もっとも、焙煎やブレンドで評価が変わるかもしれない。
そのあたりがコーヒーの難しく面白いところだ。

ググッてみたら「完売御礼」とあった。
おめでとう。

2014年3月23日日曜日

おはぎ

この時期、ぼた餅ともいう。
皆様ご存じで、今更解説するまでもない。

と思っていたら、大間違いであった。
私の好物なので、「手作りおはぎ」を某スーパーで買い求めてきた。

持ち上げたら下が白い。
餅米を餡でくるむものとばかり思っていた。

これでは「おいはぎ」ではないか。
早速ググッてみた。

ウィキペディアには「餡をまぶした・・・」とある。
我が家にある広辞苑では「つけた・・・」となっている。

案に相違して、くるまなければならないというものではないらしい。
改めて買ってきたものを見直すと、餡の量を減らしたというより包む方が手間を惜しんだという気がした。

上からかぶせる方が簡単だ。

そういう雰囲気が感じられる。

「手作り」が泣く。
秋には別の店で買うことにしよう。

2014年3月22日土曜日

天気がいいので、歩きに山へ行って来た。
1週間ほど前にも行ったところだ。

もう少し上まで行って来た。
遥かに相模湾が見える。

水平線は、けぶってみえない。
ひねもすのたり、のたりということか。

最近の私も、のたりのたりだ。
やっと私の人生も春になってきたということか。

せいぜい春を楽しみたい。

2014年3月21日金曜日

タイヤ交換

今日は車のタイヤを交換した。
冬タイヤを夏タイヤに履き替えた。

強い味方は「インパクトドライバー」。
普通の電動ドリルの中にハンマーが仕込んである。

もちろん金槌が入っているわけではなく、遠心力を使って回転軸に打撃を与えるようになっている。
時折間違われるのが「ハンマードリル」。

こちらは回転軸の軸方向に打撃がくわえられる。
コンクリートに穴を開けるようなときに使う。

「インパクトドライバー」は回転方向に打撃が加えられる。
建築現場でも、強くねじを締めるときなどにも使われるのだがそちらはコードレスが多い。

私のドライバーは車のシガーソケットから電気をもらう。
車専用といえる。

それでも、10Aも電気を食う。
車をジャッキアップし、ドライバーでネジを外し、タイヤを入れ替え、また締め付ける。

もちろん車も降ろす。
降ろした後、また締め直す。

小さなドライバーだったが、簡単にネジを外してくれた。
持つ手への衝撃も少なかった。

だが、外れたネジには傷が付いていて、衝撃の強さがわかる。
2~3日したら、また締め直すのを忘れてはいけない。

この作業で一番大変だったのは、タイヤを物置の棚から上げ下ろしすることだった。

2014年3月20日木曜日

「おりょうの木」

昔、中学校で教員をしていた。
学校には文化祭というのがあって、クラス毎に劇などを発表した。

印象に残っている劇に「おりょうの木」というのがあった。
おりょうという娘が、村のご神木を守る話だ。

私の住む市には、街中にも大きな木が結構ある。
その中でも、図書館の前にある木はその下をよく通ることもあって、私なりの「気になる木」だった。

種類は知らない。
幹は、大人二人で抱えられるかどうかといったところだった。

過去形で書いたのは、それが切られたからだ。
駐車場と、図書館の間にあった。

その駐車場が整備されたのだ。
木のあったところは土がならされて花壇か芝生になるようだ。

まさか若木が植えられたりして・・・。
そういえばあの劇でも、結局は木が切られてしまうのだった。

倒れながら木がおりょうにいう「村人と仲良くしなさい」と。
おりょうにもなれなかった私は「市」と仲良くもできそうもない。

補記:
「おりょうの木」作者は「高橋 康也」中学生向け演劇台本集などに載っていることが多い。
ちなみに、ググルと「坂本龍馬」などがでてくる。もちろんウィキペディアにも出てこない。
作者は出てくるが、この作品にふれたものはほとんどない。

2014年3月19日水曜日

散歩をしても ひとり

集落の中を散歩した。
珍しく、1人でいった。

なだらかな坂に沿って、家や畑がある。
隣町へ通じる峠の手前に神社がある。

村の鎮守というのだろう。
そこまで行って来た。

人気のない社に向かって、型通りのお参りをして帰ってきた。
途中、紅梅白梅が咲いていた。

桜も何本か咲いている。
寒い寒いと思っているうちに、春になっている。

季節を感じることができるところに住んでいることを、ありがたいと思っている。

2014年3月18日火曜日

believableⅡ

前に書いた牧場へまた行ってきた。
さすがにほとんど雪は消えている。

馬場の端に少しだけ残る程度だ。
今日は軽早足もした。

馬のリズムに合わせて、こちらも身体を浮かせる乗り方だ。
馬は四つ足だが、左右二本ずつの足を同時に出す。

右の二本、左の二本という具合だ。
どちらの足が着いたときにも突き上げられるような衝撃が来る。

それに合わせて腰を浮かす。
だが、馬場を走るときはぐるぐる回る。

内側の足が地面に着いたときに、腰を上げろと言われている。
周り方を変えたときには反対になる。

これがわかりにくい。
上から、馬の筋肉を見ていればわかるでしょうとも言われる。

後は練習ですね、と言うことになる。
もう半年以上、ここから先へは進めないでいる。

アンビリーボーと私も叫びたい。

2014年3月17日月曜日

富士山麓ッキー

先日、山中湖方面に行ったおり須走り道の駅に寄った。
買い物をしたら、プレゼントが付いてきた。

「富士山麓ッキー」だ。

















今日になって、おやつで食べてみた。
小さな富士山が一杯でてきた。

ブドウの味がした。
表示を見ると「巨峰」が入っていたらしい。

なるほど富士山の味かもしれない。
あちらへゆくと、世界遺産に認定されたことで大にぎわいだ。

お土産やグッズも増えた。
人出も増えたらしい。

「21世紀の富士山振興」というのかもしれない。

2014年3月16日日曜日

天才

昼少し前に、外から帰ってきた。
一緒に帰ってきた連れ合いは、まっすぐ庭へ行った。

戻ってきて、昼食の支度を始めた。
10分くらいで出てきたのがこれ。



















フキノトウとセリ、それに刻みわかめの入ったお粥。
こういう素材の組み合わせ方は天才だ。

適当にパッパとやって、はずれがない。
私が辛みを入れたいというと「香りがぶつかるからだめ」と言われた。

天才には逆らえない。
時折、私にも料理をしろと言うが「ひとつ家に天才は二人いらない」というのが私の考えだ。

2014年3月14日金曜日

佐久の鯉

今日、軽井沢から帰ってきた。
途中佐久へ寄り道して、鯉を食べてきた。

大きな料理屋へはいる勇気はなかったので、道の駅を調べていって見た。
やはり鯉料理はあった。

鯉の天ぷらと、甘露煮だ。
天ぷらを食べてきた。


















一瞬野菜天かと疑った。
野菜の影に、鯉はいた。

やはり鯉路は簡単ではない。
庶民的な味と値段の鯉ではあった。

むしろ、野沢菜漬けが二種類付いていたのが珍しかった。
一つは普通の、もう一つは甘かった。

食べ物がどんどん甘くなる。
野沢菜よ、お前 もかといったところだ。

2014年3月13日木曜日

コスモス街道

軽井沢ゆかりの文学は多い。
今日は「立原道造」の文学碑を見てきた。

















「村はづれの歌」の碑があった。
 「右は越後へ行く北の道
  左は木曾へ行く中仙道」

どこかで聞いた文句だと思ったら「狩人」だ。
「コスモス街道」

こちらは「右は越後へ行く北の道
       左は木曽まで行く中仙道」

おそらく曲との関係だろうけれど、微妙に違う。
今は季節が違うからコスモスは咲いていない。

もっとも、コスモスは立原道造の時代には無かったようだ。
「村はづれの歌」には「みやこぐさ」が出てくる。

実をいえば、彼のこともこの歌のことも良く知らなかった。
早速ググッテみた。

彼のイメージなら「風信子・ヒヤシンス」が似合いそうだった。
もっとも「コスモス街道」は佐久市。

「村はづれの歌」は軽井沢市追分だ。
歌碑は追分公民館の外にあった。

彼のイメージに似て、密やかにあった。

2014年3月12日水曜日

軽井沢

天下茶屋の後、軽井沢まで来た。
中軽井沢のあたりを観光した。

「ハルニレ テラス」というところへ行ってみた。
川に沿った、ウッドデッキの上にオシャレな店が集まっている。

こういうことを企画し、それなりの店を呼び。
話題にしてゆくのは大変だろうと思う。

若い人にはいいのだろうなとの想像はできる。
だが、年寄りは落ち着かない。

ワラビ餅などいただいて、早々に退散した。
後で調べたら、奥には野鳥の森などが広がっていたようだ。

次はそちらへ行ってみよう。
次があればの話だが。

2014年3月11日火曜日

天下茶屋

河口湖から山梨市へ通じる峠を御坂峠という。
峠の河口湖側に「天下茶屋」という店がある。

あだ討ちで有名な大阪の方と区別するためか「天下一茶屋」という人も居る。
富士山が良く見えるので有名だ。

こちらの歴史は割と浅く、昭和の初め頃。
だが、文人墨客がここを愛して有名になった。
代表が太宰治。

富岳百景などを書いている。
「富士には月見草が良く似合う」は有名だ。

今は峠に長いトンネルが通っている。
往来には便利になった。

だが、トンネルは茶屋より低いところに口をあけている。
だからだろう、低いところに分店を作った。

こちらを「天下二茶屋」とは言わない。
「峠の茶屋」と呼ぶらしい。

今日、ほうとうを食べてきた。
廊下に「サザエさん」の絵があった。


















ご一家でいらしたそうだ。
もちろん作者がだ。

「太宰治コーナー」なども作られていた。
「太宰にはほうとうが良く似合う」

2014年3月9日日曜日

学校では 今も

今日は学習会があった。
カウンセリング心理学の学習会だ。

私が言いたいことを言える場になっている。
今回は、不登校とか引きこもりとかが話題になった。

確かに、カウンセリングが求められる場面だ。
私もこの手の相談はよく受ける。

だが、「元教師としては・・・
の方が先に立つ。

つい、学校現場の批判になりがちだ。
それで一時の満足は得られるが、問題の解決にはならない。

現状の改革が必要だ。
ローマ人は、苦しみながらも改革を積み重ねて1000年の歴史を刻んだそうな。

正直に言おう、学校の先生ほど勉強の嫌いな人はいない。
学校の先生が、勉強を好きになるにはどうしたらいいのだろうか。

そうして、勉強嫌い・学校嫌いの生徒が量産されているのが今の学校現場というわけだ。

2014年3月7日金曜日

believable

「アンビリバボー」と叫んでいたクローバー牧場へ行って来た。
営業が再開されたからだ。

須走りのあたりまで来ると、雪が降っている。
心配しつつゆくと、山中湖周辺ではやんでいた。

道路面に雪はないが、両側にはまだ残っている。
牧場に着くと、馬場はまだ白い。

そこに馬が放されていた。
柵の所へ行くと、向こうからも寄ってくる。

いつも乗る馬で、お目当てはニンジンだ。
わかっていても可愛い。

かんたんにブラシをかけて、鞍を乗せる。
さすがに馬体が濡れている。

それでも乗ると、歩き出しの反応は良かった。
だが、足許が危ない。

所々もぐる。
インストラクターさんは「走らせてもいいですよ」と言ったが、ここは大事をとった。

私が落とされるのは、雪の上だからいい。
だが、馬が怪我をする可能性もあった。

45分間、歩いたり停まったり。
輪乗りをしたりで終わらせた。

それでも3週間ぶりで乗れて、満足した。
もちろんお約束のニンジンもあげてきた。

2014年3月6日木曜日

婿入り道具

今日は、ズボンの裾上げをした。
既製品のズボンは、たいてい長めに作ってある。

私の足が短いというわけでは断じてない。
それはともかく、ちょうど良い長さのズボンに合わせて裾を切る。

折り込んで待ち針で留める。
最後にミシンで縫ってゆく。

私は洋服屋の息子だから、この程度はする。
ミシンも、結婚するときに商売道具をもらってきた。

シンガーの工業用だ。
その代わり、足踏み式。

ジグザグには縫えないが、まっすぐには縫える。
私の性格にも合っている。

数年前、シンガーに修理を依頼して断られた。
群馬の方で直す人がいて、修理してくれた。

使えない物を買い取り、部品を取り出して他の物の修理に使うそうだ。
私が使えなくなったら、その人に寄付しようかと思っている。

2014年3月5日水曜日

水炊き

今日は一日雨。
寒くもあった。

だからというわけでもないが、夕飯は鍋。
鳥の水炊き。

なぜかわかめが入っていた。
ヌルリとして、それなりに美味しい。

ご飯を取り鉢に少し入れる。
そこへ薬味のネギをかける。

その上から鍋の中身を汁ごと注ぐ。
ポン酢と醤油で味を付けて、まず野菜や鶏を食べる。

もちろんわかめも食べる。
それからネギゴハンを汁ごと食べる。

体の中から、暖まった。

2014年3月3日月曜日

杏の花

今日は桃の節句。
我が家には桃の木はない。

代わりに杏の花がある。
例年、今月末頃に開花する。

しばらく前に切った枝を花瓶に挿して置いた。
それが今日開いた。

















ピントが合わないのは、春のおぼろのせいか。
今日はストーブも昼間は焚かなかった。

着実に春が近づいている。

2014年3月1日土曜日

値上げ

DVDを借りてきた。
友人からではなく、レンタル屋さんから。

60過ぎてから、ありがたいことに100円で借りられる。
それが今日は105円だった。

おそらく今まではレンタル代96円。
消費税4円ということだったのではあるまいか。

これは4月から108円になるということだ。
2ヶ月続けての値上げということになる。

4月になって、いっぺんに上げると抵抗感が大きいということへの配慮か。
8円の消費税を、店の方で被るわけにはゆかないという計算もしたのだろう。

こんなところにも、国の進む方向が現れる。
何しろ「インフレ目標2%」なのだから。

96円の物は2%値上げになってちょうど100円。
消費税は8%になって8円。

今までは、あまり考えずに4円税金を払っていたことになる。
アメリカでレストランへゆくと、料金の表示の後税金の表示がある。

両方を確認してさらにサービス料を自分で決め(だいたい8%と聞いた)合計金額も書き込んで支払いをする。
その度に税金を意識し、店のサービスを意識する。

アメリカは消費税も州によって違う。
10%に近いところもあれば0%の州もある。

自分の住んでいる州は、消費税を払っても住み続ける価値があるか。
常に意識しているに違いない。

それが良いかどうかは置くとして、外税表示はアメリカ化の一歩なのではないだろうか。
日本という国が、8%の消費税に値するかどうか問われているというわけだ。

もっとも、問いただす前に音を上げてしまいそうだが。