2017年9月21日木曜日

メガネ

芸道修業の辛さより~
        見えぬ眼はなお辛い。

思い出せば独身の頃、カメラ片手に奈良のお寺巡りをした。
観光案内に載っているようなお寺はほとんど回った。

だが、壺阪寺は南に離れて在った。
そこまでは脚を伸ばせずにいた。

その報いか目が悪くなり、この6月に手術を受けたことは以前に書いた。
視力が落ち着いてきたということで、メガネを作り替えた。

もちろんずっとよく見えるようになった。
よく見えるようになったせいか、近くに見える気がする。

ところがどうも、脳の視覚機能がそれに付いていけない部分があるらしい。
遠いところを見ているときには何でもない。

足元を見ると、地面が近くに見える。
つまり、身長が縮んだような気がするのだ。

坂を上るときはこの差が激しい。
小人になったような感じだ。

壺阪寺へ行って、お払いしてもらわねばなるまい。

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