2012年8月25日土曜日

アイスコーヒーⅡ

私はコーヒーが好きだ。
自分でも淹れる。

だから、アイスコーヒーの難しさは知っている。
だいたいホットコーヒーを美味しく淹れられなければ、美味しいアイスコーヒーは作れない。

水で淹れる人もいるが、あれではコーヒーのアロマが充分には出ない。
温度をかける必要がある。

美味しいコーヒーを、少し濃いめに淹れる。
そこへ砂糖を少し入れる。

好みにもよるが、甘すぎては台無しだ。
砂糖を水に溶いたガムシロップというのを使う人がいるが、邪道だ。

甘さは、冷えると感じにくくなるからなお難しい。
それでも、自分の濃さを何度か失敗しながら決めればそう間違いはない。

砂糖を入れたコーヒーは、氷を入れた水に器ごとつけて冷やす。
この時に、コーヒーを乱暴にかき混ぜる。

泡を立てて、空気との接触を減らす。
室温まで冷やしてから、氷を入れたシャンパングラスを大きくしたような薄手のグラスに注ぐ。

ストローなど付けてはいけない。
どうしても、香りは薄くなる。

グラスから直接飲むことで、その香りが楽しめる。
それでも30分もすれば、単なる甘い氷水になってしまうのだが。

さてこのアイスコーヒー、ホットと同じ値段では作れない。
倍位もらわないと商売にはならない。

すると、お店の経営的に困る。
だから、たいていの店でアイスコーヒーは美味しくない。

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