きちんと組み立てられるか心配だった。
それ以上に、柱を切り欠く必要があって決断が鈍っていた。
一応「ごめんなさい」と謝ってからノコギリを入れた。
さらに、ノミで凹みを付ける。
久しぶりにノミを使う。
このノミは時代物で、私の祖父が使っていた物だ。
3本ほど、私が譲り受けて持っている。
木の方も北米産パイン材の柔らかな物なので、予定していたよりは楽に仕事ができた。
道具はよくても腕が追いつかないので、隙間も
できた。
仕方がないので、留めるネジの位置を変えた。
その他の部材も取り付けて今日はおしまい。
高いところの作業が多かった。
普段見ないところが目にはいる。
金槌で釘を打ち付けてもシランフリ。
彼らの生活圏に家を建てたということだ。
一方の隅にはオガクズがこびりついていた。
大工が悪いのか、ペンキ屋のせいか。
法隆寺大工で有名な西岡常一は「屋根裏に登ると昔の人の偉さがわかる」といった。
高いところへ登って、我が家の普請の安さがわかった。
使った道具の写真はこちら。
真ん中のが、例のノミだ。
祖父が作ったというお寺がもし残っているなら一度見てみたい。
もっとも、屋根裏までは登らせてもらえないだろうが。
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