2013年3月11日月曜日

「工学部ヒラノ教授」

閉門蟄居中に読んだ本の中で、面白かったのがこれ。
もちろん、筒井康隆「文学部唯野教授」のパクリだ。

中身は少し堅い。
工学部だから当たり前か。

それだけではない。
こちらは、ご自分の体験が中心。

それも、実名がどんどん出てくる。
教育学部出身の私でも、知っている名前がいくつかある。

かなり辛辣な表現を呈されている人もいる。
それでも、名誉毀損などという話にならないにはそれなりの訳が双方にあるからだろう。

もう一つは、著者は平教授などではなくかの東京工業大学で研究科長(学部長)学長補佐などもした偉い人だったから。
研究業績も、国際AA級と本人が書いているとおりその分野での第一人者でもあった。

現在シリーズが4冊出ているが、そのうち3冊を読んだ。
図書館の本棚には3冊しかなかったからだ。

「唯野教授」は文学の棚におわしますが、「ヒラノ教授」は教育関係の棚に見つけた。

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