2013年3月19日火曜日

気候の科学

「正しく理解する 気候の科学」という本を読んだ。
著者は、「中島映至、田近英一」お二人とも東京大学の教授だ。

内容は、地球温暖化への警告だ。
それに関しては色々な説があり、色々な結論がある。

そういう事態に対応して、専門家としてきちんと理解してほしいということから書かれた本だ。
誰が理解するのかといえば、私のような素人がというわけだ。

さすがに専門家というべきは、10億年単位の変化から説明する。
おおざっぱにいえば、10億年、数億年、1000万年、100万年・・・それぞれの単位で地球が変化する様子を解説している。

その間、地球はあつくなったり、冷たくなったりしてきている。
今はどちらかといえば冷たい時期だそうだ。

だから多少は暖かくなっても良いかというと、そうはならない。
その原因を人間が作っているということが、ひとつの問題になる。

もう一つは、変化の速度が速いこと。
さらに、どこまで行けば変化が止むのかが見通せないこと。

一方で、人がなにもしなくても25億年ほどたつと地球上の海は全て蒸発してしまうだろうことも書かれている。
これは太陽が原因だ。

その頃まで、人間がいればその時の人間が地球をほかの場所へ移すとか、人が逃げ出すとか考えるのだろうと思う。
今の人間が考えなければならないのは、ここ数十年の人間が原因となっている今の気温の上昇だ。

何度か気温が高くなることで、干ばつと豪雨が増えるそうだ。
すでにそれは始まっていると私は感じているが、みなさんはどうだろうか。

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