2013年9月9日月曜日

豊似湖Ⅲ

豊似湖にトライしてきた。
3度目の正直だった。

初めての時は霧が深くて、湖面が10mほどしか見えなかった。
二回目は曇ってきて、途中で断念した。

今日はしっかりその姿を見ることができた。
なるほどハート形。

深い緑に囲まれて、神秘的でもあった。
水は澄んできれいだった。

駐車場から上がってゆくと、ハート形の下のとがったところに出る。
そこから湖畔を一周する道がついていた。

道端には、トリカブトの花がたくさん咲いていた。
神奈川で見るより淡い色で小さめだが、一本についている花の数は多いように思う。

とりあえず右へ行ってみたら、道は湖水へ消えていた。
増水しているらしい。

恋の道をたどるのは簡単ではない。
戻って反対側へ行った。

途中大きな倒木などがあったが、何とか半周はできた。
そのちょうどハートの上のくぼみに当たるところから、沼見峠へ上がる道がある。

案内図によるとあまり遠くなさそうなので、登ってみた。
登り初めてすぐに、黄色の板囲いが見える。

白龍が祭られているらしい。
なるほど、竜の伝説などあってもおかしくない。

残念ながら沼見峠からは沼が見えなかった。
木の葉が茂っていたためか。

やはり恋の道とはそのようなものなのでしょう。
今日は一七文字では足らず、三十一文字。

豊似湖や 恋の行方を 訪えば 水の中へと 道は消えゆく

緑濃き 豊似の湖の 静けさを 乱して跳ねる いずくかのこい

しょうしょうと 密かに流る  豊似湖へ この真清水は たれの涙ぞ

湖に 龍のいわれの 残るとや 姿を借りる 鳥兜花
                                        東行

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