2014年4月19日土曜日

カム バック

名画「シェーン」を見た。
ラストシーンで少年が「シェーン カム バック」と叫ぶ。

西部劇の名画中の名画だ。
今まで見たことがなかった。

昨日行った牧場で、貸してくれた。
西部劇だから、登場人物は皆馬に乗る。

例の少年も、シェーンと馬で競走するような場面がある。
悪役だって上手く乗っている。

私は悪役以下だ。
自分が乗り始めると、本筋以外でも楽しめる。

群で走ってきて、停まるシーンがあった。
先頭の1人だけが体を反らし、手綱を引いて停まっていた。

群で動く習性があるから、他の馬は自然に停まるというわけだ。
もう一つ、映画の馬は首が立っている。

我々の乗る馬は首が寝ている。
牧場の人に聞いたら、馬場で乗る馬は首を下げて動くよう訓練するのだそうな。

草原を走り回る馬よりも、小回りをさせるためだそうな。
馬も、我々のために苦労しているわけだ。

腰の拳銃はともかく、広野を気ままに乗り回してみたいものだ。
さて映画の本筋だが、以外とヒューマンだった。

拳銃をバンバン撃って悪を懲らしめるみたいな話ではなかった。
だいたい、悪役には悪役の言い分があった。

西部を切り開いて苦労をしてきたのは俺たちだという。
シェーンは彼にそういう時代は終わったと宣言する。

そうして少年には「人を殺してはいけない、そんなことをするとそれが一生付いて回る」ともいう。
人を殺した人間は一所には落ち着けない、という教訓を背にシェーンは去っていく・・・そんな映画だった。

浪花節的な雰囲気を感じるのは、私が日本人だからだろうか。

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