2014年3月20日木曜日

「おりょうの木」

昔、中学校で教員をしていた。
学校には文化祭というのがあって、クラス毎に劇などを発表した。

印象に残っている劇に「おりょうの木」というのがあった。
おりょうという娘が、村のご神木を守る話だ。

私の住む市には、街中にも大きな木が結構ある。
その中でも、図書館の前にある木はその下をよく通ることもあって、私なりの「気になる木」だった。

種類は知らない。
幹は、大人二人で抱えられるかどうかといったところだった。

過去形で書いたのは、それが切られたからだ。
駐車場と、図書館の間にあった。

その駐車場が整備されたのだ。
木のあったところは土がならされて花壇か芝生になるようだ。

まさか若木が植えられたりして・・・。
そういえばあの劇でも、結局は木が切られてしまうのだった。

倒れながら木がおりょうにいう「村人と仲良くしなさい」と。
おりょうにもなれなかった私は「市」と仲良くもできそうもない。

補記:
「おりょうの木」作者は「高橋 康也」中学生向け演劇台本集などに載っていることが多い。
ちなみに、ググルと「坂本龍馬」などがでてくる。もちろんウィキペディアにも出てこない。
作者は出てくるが、この作品にふれたものはほとんどない。

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