2013年4月7日日曜日

インドの数学

以前に「インド人の計算」という日記を書いた。
図書館で「インド数学の発想」という本を見つけたので借りてみた。

著者は京都大学の教授で「矢野道雄」という方。
高校時代の数学の教科書の著者が確か「矢野健太郎」と記憶している。

ご親戚とかではないようだった。
インド哲学から入られたようだ。

本の内容に戻ると、初めにかけ算の話が出てくる。
例の99×99を暗記しているかという話だ。

アンケートを採ったところ大学生でもほとんどの人が暗記などしていない。
ただし、30台や40台まで暗記している人はかなりいるようだ。

それより、計算を簡単にするという方法は多くの人が知っているという。
知りたい人は本を読むか、インドの方にお聞きください。

インドの数学ではもう一つ、0の発見という話題もある。
どうも、インドがオリジナルというより、メソポタミアつまりチグリス・ユーフラテスのあたりで先に使われていたらしい。

あちらから流れてきた人たちが伝えたのではないかという。
もちろん単にフラフラ来たのではなく、原インド人を征服したのだ。

その他、占星術とか儀式についても書かれてある。
数学を入り口にして、インドの歴史と現在のいくらかが分かる。

高校の数学の教科書がこういう風に書かれてあれば、私も数学者を志したかもしれない。
きっと挫折しただろうけれど。

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